家族（ 家庭 ）はだんだん作り上げていくものだと思います。
だから、作製途中の作品を中心に「 家族写真 」にしてみました。

前回からのつづき

トマト（ 最初に飼ったワンちゃん ）が生んだ
８匹の子犬の行き先がそれぞれ決まり
少しづつ離れていきました。

今まで家の中を、はしゃぎまわっていた
大きな子犬がいなくなるにしたがい
家の中がだんだん静かになっていきました・・・。

「 シロが来た！ 」
子犬たちがいなくなってから数年後のことでした。
私が家に帰ってみると
おどおどしたような、かなり小さな子犬がいました。

「どうしたの？」と聞くと
当時小学生だった娘が
「学校に捨てられていて、悪さする子もいたから連れて来た」と
私は一人反対しながらも
手の上の、真っ白いかわいい子犬にすでに情が移っていました。
トマトも仲間がいたほうが楽しいだろうと
仕方がないようなふりをしながら容認しました。

そして「 シロ 」と名づけました。

　　　　　　　　　だいぶ家に馴れてきた頃のシロ

シロはとっても機敏で瞬発力もあり
大きなトマトが乗り越えられないフェンスも
かるがる乗り越えることができ
よく家を脱走して、しばらくするとまた帰って来ました。

こうしてシロも家に馴れ
私たちにトマトとシロが加わった家族になりました。

　　　　　　　　　　　　つづく